スマブラやったことない人おる?
いきなりすいません。俺、今25歳なんですけど、同年代の人含め、男子でスマブラやったことない人います?
スマブラこと、大乱闘スマッシュブラザーズはもはや説明不要の大人気格闘ゲームですよね。
もう、友達の家に遊びに行けばね、みんなでバチバチに遊んでましたね。
小学歳低学年の頃、サムスが女だと言っても誰も信じてくれなくて、クラスの番長からてめえ何言ってんだ!と怒鳴られて泣きかけた事、未だに覚えています。
そんな、みんなの心をがっちりと掴んで離さないスマブラなのですが、スマブラはリアルファイト製造機としても有名でしたね。
最下位の奴が交代ルールによる特定の人物だけによる交代ローテーションを始め、陰湿な奴のはめ攻撃、根暗な奴の画面端で屈んで待機。「ちょっと待てよ!!!」とコントローラーをぶん投げての直接リアルファイト。
リアルファイトを繰り返すうちに、子供達は、
「あ、これ忖度が必要だな」
と気づくわけです。
・叔父さんがクソ弱い。俺の初忖度
小学校高学年の頃、親戚の家でスマブラをいとこ達とやっていました。
いとこ達ってのがバカみてえに弱い。
ただ、俺はいとこ達の間でも1番年下だったし、そんなの御構い無しに無双し続けてました。
「くっそー、いやー強いなー」
なんて言ってくれてちょっと鼻高々なくらいだったんです。
で、それを見ていたいとこのお父さん、つまり叔父さんがね、
「おう、楽しそうやん、俺もやらせてや」
と輪に入ってきたんですね。いとことは仲良しだけれど、叔父さんとはあんまり話したことなくて、自分シャイボーイな事もあって緊張しちゃったんですね。
この時、俺は人生で初めて
「あ、忖度しなきゃ」
と思いました。
叔父さんはファルコンを使ってて、俺はリンク使ってたんですけど、また叔父さんがクソ弱い。お前、どこにファルコンパンチ打ったんだよ!!!って感じ。
でも、もう、俺勝ちまくってたから、いとこ達も「お父さん頑張れ〜!!!」
てな感じで俺、クッソやり辛い。
あー、まじかー、と思いつつ、スマッシュ攻撃(スマブラで勝負を左右するほど強い攻撃)をあえて打たなかったり、あえて攻撃をくらいにいっりしてギリギリの攻防っぽく見せつつ、最後は叔父さんに華を持たせてゲームセット。
喜ぶ親戚たち。疲れる俺。
俺、初の接待ゲームプレイである。
・敢えて勝ちに行くパターン
敢えて勝ちに行く事もある。
スマブラの最大プレイ人数は4人であるから、5人、6人集まってやるときは必然的にローテーションでプレイしていく、こう言う時は大体、最下位の1.2人が代わって行くのが常なのですが、こう言う風にプレイしていたら、必然的に強い奴はずっとプレイしているわけですね。
そうなってくると、誰が言うわけでもないんですけど、暗黙の了解で、強い奴をみんなでそれとなくリンチにするんです。
これも、あんまりにもあからさまにやり過ぎると、リアルファイトに突入するので、上手い具合にやるわけです。
つまり、2人が同じくらいのダメージを負っていたとしたら、強い奴の方を集中的に狙う。
そうすると、均等にローテーションが行われて、みんな楽しくプレイ出来るわけです。
・みんなが楽しくプレイするために
みんなが楽しくプレイするために、自然と子供の頃から忖度を覚えるわけです。
この能力めちゃくちゃ大事じゃないですか?
社会人になって1番気を使うのって、正しく業務を行う事じゃなくて、相手に華を持たせつつ業務する事だったんですよ。
先輩がミスしたり、取引先がミスしたりした時に、「いや、すいません、俺が説明不足なばっかりに!!!」
とこの一言が言えれば、みんな幸せなんですね。
そうすると、「もお、しっかりやってよー」
と俺が悪者になる事で全部うまく回るんですね。
こんな風に、スマブラを通じて学べることはきっと社会で絶対必要だと思うんですね。
スマブラは学校で必修科目にすべき!!!