いやいやいや、可愛そすぎだよ…
今回の水曜日のダウンタウンはパネラーの説。
これまで5年間放送されてこなかったパネラー達が提案した説の中から面白そうなものを実際にやってみましょうと言う回。
番組後半に大吉先生の提案した
「漫才の客席に元カノいたら間がズタズタになる説」
これを実際にやることになった。
ターゲットはピスタチオの伊知地。
「なんの!!」プチブームを起こした一発屋である。正直、全然面白くないし、ブレイク当時もあまり好きになれなかった。特に、今回のターゲットの伊知地は元ホストだそうで、見るからに軽薄そうな雰囲気であり、どうにも好きになれなかった。
伊知地の元カノが登場する、元カノも少しケバ目だが、なかなかに美人の女性だ。
伊知地の派手な遊びに嫌気がさし、2ヶ月前に別れたのだと。
伊知地は元カノの母親に電話して、どうすればいいか相談するなど、かなり未練タラタラな模様。
こんなもん、自業自得じゃないですか…
伊知地に同情する余地なし!!!
・震える伊知地
漫才が始まり、前列に座る元カノを見つけた伊知地は手は震え、何度も元カノをチラ見するなど動揺を隠しきれない。
漫才が終わり、スタッフがピスタチオの元に駆け寄る。
ドッキリであったことを伝え、元カノが伊知地の前に登場。
「めっちゃこっち見るじゃ〜ん笑笑」
と笑う元カノ。
伊知地は顔を赤くし、目は潤んでいるように見えた。
「あの、オファーをオッケーしてくれたってことはさ…」
伊知地がドギマギしながら言う。
俺もそう思った。流石に本当に嫌いなら番組出ないでしょ。これは復縁ルートか???
そんなうまくいくかな??でも心情としては復縁してほしいな…
と一瞬で俺の中に色々な感情が渦巻く。
と言うのも、俺も昔、彼女と別れた時かーなり引きずった経験がある。
別れた理由も伊知地とほとんどおんなじだ。
働き始めたばかりの頃、仕事のストレスとか新しい出会いとか色んな要因があり、俺は稼いだお金のほとんどを飲みに使っていた。
彼女を慮ることなど一切しなかった。
彼女の優しさに甘えていたのである。
そして、俺と彼女はお互い冷めきり、別れたのであった。
俺は非常に後悔して後悔して、もう、自分を殺したいくらい後悔した。
でも、もう、彼女は俺の元を去ったのだ。
覆水盆に返らず。
人はそう簡単に変わらない、元サヤに戻るなど非合理的である。
そう思っていた。そう思っていたが、果たしてそうだったのだろうか、あの時、恥も外聞も捨てて去っていく彼女を引き止めていたら、もしかすると…もしかすると…
伊知地には幸せになって欲しい…
そう俺は思った…
「あ、すいません、あと1時間半したら彼氏帰ってくるんで、ご飯作らないと♪」
「へ?」
俺と伊知地がシンクロする
「まだ私が好きだと思った笑笑?」
彼女が笑いながら去っていく。
目が真っ赤になる伊知地…
おいおいおいおい…
流石に可愛そすぎるだろ…
最初こそアンチ伊知地だったが、今や俺は世界で1番の伊知地の味方だよ…
・女は冷めると二度と帰ってこない
彼女と別れて数ヶ月、もう、彼女のことを思い出すことも特になくなっていた時、彼女と共通の友人から
「あーあの子付き合ってるよ」
と聞いた。
それは良かったじゃないか…
複雑な気持ちだが、まぁ、それはそれでいいではないか。
「お前と別れてから1ヶ月しないうちに付き合ってたぞ。なんか、お前と付き合ってた頃から男と色々あったんだってさ」
流石に少し心に響いた。
響きました。
それ以上何も聞きたくなかった。
正直に言うと彼女も少し引きずってて欲しかったのだ!!!!
卑しいだろ!?!!ああ、俺は卑しい男さ!!
でも、蓋開けてみれば、きっと彼女は俺と別れたくて仕方なかったのだろうな。
全て自業自得。彼女は悪くない。
だからこそ、だからこそより心に響くのであった。
色々といい勉強になった。
そして、引きずるのもなんだか独りよがりでカッコ悪いな…と思い、そこからとにかく彼女を作るために色々と動いたら意外とすぐに新しい彼女ができた。
(まぁ、その彼女とも別れたけど)
・伊知地さん頑張って!!!
伊知地さんの元カノも大概キツイ女だよな。
正味、伊知地さんが100%悪いけど、こんなん当てつけやんけ。
そんで、ホストやっててチャラい伊知地さんが目を真っ赤にした時、スッゲー親近感が湧いたよ。
失恋っていくつになっても、どんな人でも辛いもんなんだな。
伊知地さん本当に頑張って!!!
俺も今週末は今いい感じの女の子とデートだ!