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近所の飯屋に行く・・・塩釜口: 田園 dining&café Smile

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塩釜口で美味しい野菜が食べたければ、迷わずスマイルに行くべきである。

 

料理で使用される野菜はスマイルのママさん自家製の野菜なのである。

 

だから、市販の野菜にはない土臭さがあり、それが田舎育ちの俺にはたまらない。

 

オススメはと言うと、やはり石焼ビビンバである。

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もう、見て分かる通り、野菜づくし!

ビビンバの辛味は韓国っぽく、甘辛さとかはないストロングスタイル。(ここのママさんは韓国出身、本場の味である)

その辛さを野菜の甘味が包み込み、辛い、甘い、美味いの三段活用なのである。

 

学生街である塩釜口にしては少し高めの値段設定だが、掛かっている手間暇を考えれば妥当だろう。

 

ちなみに、この日はランチに行ったのだが、夜はクラフトビールを始め、いろいろなお酒やら、チヂミの様な韓国料理のおつまみも出るので非常にオススメである。

 

とにかく、どれも美味い。

 

田園 ダイニング&カフェ スマイル (田園 dining&cafe Smile) - 塩釜口/カフェ | 食べログ

愛知県名古屋市天白区八幡山742−2(塩釜口駅から徒歩5分)

オススメしてもらったweb小説を読むその3

yuugentmugen.hatenadiary.jp

 

過去の感想まとめました。

一読いただければ嬉しいです。

 

 

1.愛は奇跡を起こし、そして奪い去る/心琅(こころん)様作

https://ncode.syosetu.com/n5320gz/

 恋人を救う為魔法使いの元を訪れた美しい少女はある取引を魔法使いとするが・・・

 悲しい、なんと悲しいお話。おじいさんが子供に言い聞かす、三人称設定ですので、細かな描写がなくても気にならずスラスラ読めました。

 読んでいてあれこれ物語の結末を予想していましたが、全く当たらず、最後はなんと美しくも悲しいお話なのだとため息が出ました。

 これはアガペー(無償の愛)のお話ですね。ギリシャ神話とかに似たお話がありそう。リア王の「愛とは言葉にできない」と言う言葉を思い出しました。

 ただ、最後に、よかったからこそ、三人称の語り手であるおじいさんの正体が実は〇〇みたいなオチなら更に面白かったのでは!?とか考えちゃいました。

 

 

 

 

2.小鳥のさえずりとアジサイ、6分前の縦読みに気を付けてね/ハルハル(春a裏)様作

https://ncode.syosetu.com/n2821hf/

  twitterでのある女の独白

  ハルハル様には以前『ミニトマトと炎症性』(https://ncode.syosetu.com/n8888ga/)

と言う作品をご紹介いただいておりましたが、世界観はその作品と共通しているので、そちらも是非読んでみてください。

 このtwitterでの独白と言うスタイルは奇をてらっているように見えて、その実芥川や太宰の独りよがり独白文学スタイルの末裔のようですね。昔流行ったブログ文学に通じたものも感じました。

 まず、その独特な一人称を選択した時点で勝利ですよね。

 内容もウハっ!と思わず笑えるような、なんとも言えない仕上がりなところも素晴らしい。この人やっぱりセンスあるな・・・と感じました。(最近で言うと中原昌也がFacebookでの日記を本にしてたし、発表の場と仕方は時代と共に変わっていくなあとシミジミ)

 このSNS文学的なアプローチはパク・・・参考にさせてもらいたい。

 

 

 

 

 3.ほどよい恋愛/ねる様作

estar.jp

 とあるカップルの日常。

 重い女と付き合いがちなことで有名な俺には非常に身に覚えのある内容でした。

 最後にどんでん返しがあるサイコ作品なのかと思いきや、普通に爽やかに終わったのは意外(俺が読み取れていないだけかも)。ある意味道徳の授業で使えそうな内容ですね!

 幼児期は他人と自分の境界があいまいで、自分の感情=他者の感情と考えがちと聞いたことがありますが、ようはメンヘラ気質のヤツはそう言った幼児性が抜けきってないんですよ(辛辣)

 ひとつ気になったのは、二人がご飯を食べてる場所はどこなのでしょうかと言うことです。意図的になのかも知れませんが、そこを知れたらより物語にのめり込めると思いました。

 

 

 

 

4.旅する師弟の一場面/タケモティー様作

novelup.plus

 魔法使い師弟のとある一場面を二人の視点から切り取る。

 二人のすれ違う思惑と一致する感情が良いですね。ラブコメ大好きなので(笑)

 日常チックな内容でホンワカパッパしております。

 タケモティ―様の作品は『とある師弟の帰り道』が面白かったですねー。

 こちらもホンワカパッパなラブコメですが、『将棋×師弟×帰り道』と言うてんこ盛り設定ながら、内容は緩やかな日常と言うのが良かったです。

 清涼剤になりました。ありがとうございました。

kakuyomu.jp

 (勝手に宣伝しちゃってすいません)

 

 

 

 

5.カウントダウンするゾロ目/こいこい様作

https://ncode.syosetu.com/n4247hc/

 ラジオに届く怪談の結末は・・・

 ぞっとしました。

 二週目突入しとるやないかい(笑)!!!

 こう言う不条理系は大好きですね。

 ラジオを通して誰かに伝播していくのかも・・・とか色々と想像が膨らみました。

 

 

 

6.この小説を読んだ人は、必ずブックマークと☆5評価をし、感想とレビューを書いてください。やらない人は……/巫月雪風様作

https://ncode.syosetu.com/n2285hi/

 読む前はタイトルからギャグかと思ってましたが全然違いましたね。とんがった内容でした。

 最近の行き過ぎたポリコレ等は正直『誰のための処置なんだ?』と疑問に思うこともあります。(もちろん思いやりは大事なことです。問題は行き過ぎた配慮)

 星新一の『コビト』を思い出しました。あれぞ風刺(サタイア)短編の最高傑作だと思っております。もしよろしければ『コビト』も一読していただければ幸いです。

 

 

 

7.あたたかい人たち/松井みのり様作.

kakuyomu.jp

 美容師のキョウコとそれを取り巻くあたたかい人たち

 日常系は日常系でも社会人の日常系って久しく読んでなかったので、新鮮な気持ちで読めました。

 とても誠実なお話でした。はっきり言うのは気が引けるけど、ハッとさせられる展開もテクニカルな要素もありません。

 でも、きっと作者様の真心がこの小説には宿っている気がします。

 読んでいてなんだかとてもやさしい気持ちになれました。ありがとうございました。

 

 

:感想:

 ハルハル様の「鳥のさえずりとアジサイ、6分前の縦読みに気を付けてね」は面白かったなー。センスあるなーと唸りました。きっと普通にいろんな賞に応募してんだろうなーと予想。

 今回の7作品でもっともグッときたのは、松井みのり様の「あたたかい人たち」でした。スティーブンキングは「小説とはいったい何か?」と言う問いに「テレパシー」と答えましたが、まさに作者様の暖かな思いがドストレートに伝わる作品でした。

 

オススメしてもらったweb小説を読むその2

先日オススメしてもらったweb小説の紹介をしていきます。

最近、仕事が忙しいので、なかなか全部は見切れないかも知れません。

せっかく紹介して下さったのに申し訳ありません。

余裕が出来た時に見ますので・・・

 

 

1.

kakuyomu.jp

taki様作

 

 ヒップホップに魅せられた青年と知性と知能の短編

 ヒップホップはいいですよね~。自分は高校の頃、志人にやられました。

 内容、そして題材はいいだけに、実際にリリックも作品中に書いてもらえればより楽しく読めたかと思いますYO

 「takiの小説に一小節ごと感じる焦燥感。冗長ながら感想を書く俺、まさに少々痛々しい」なんつって

 

 

 

 

2.当世書生事情/武石雄由様作

https://ncode.syosetu.com/n8203hh/

 文学部員たちのだらだらした日常を描く作品

 まんがタイムキララでやってそうな日常系小説でした。

 なんだか、愚にもつかないお話だけど、たまにはこう言うのもいいか!と思える。

 はたして最終的に彼らの日常がどのように着陸するのか楽しみです。

 

 

 

3.

kakuyomu.jp

平中なごん様作

 まるで世にも奇妙な物語のようなお話。

 面白い!なるほどな!と唸りましたが、個人的には最後に主人公が頭を使って逆境を覆す(例えば、角を取って云々とか!)展開など一ひねりあれば最高です(もちろん個人的な感想です)

 

 

4.核兵器の無くなった世界/朽縄咲良様作

https://ncode.syosetu.com/n0986hg/

 学校の授業、核兵器は一体どうやってなくなったのでしょうか?

うーむ、社会派。結局より効率的な兵器が生まれればオールドマシンはなくなるということか。

 しかし、新兵器が使用されたとき、報復核は使用されなかったのか、また、核は建物や環境を破壊すると言う点においては優れているから、まだいろんな国が隠し持っていそうな・・・(架空戦記好きのスイッチが入りましたすいません)

 とにもかくにも短くてまとまっており、一気によませてもらいました。

 

 

 

5.法螺吹きの悪戯/月岡ユウキ様作

https://ncode.syosetu.com/n5688hd/

 吹奏楽部の先輩後輩の爽やかな一コマ

はーん♡甘ずっぺえ。

こう言う、実はこうでしたと言う展開は好き好きです。

ただ、だからこそ、もっと増田パートで意外な展開や描写を丁寧にすればより面白くなったのでは!?と言う気もします!!!(例えば、増田が吹くパートで彼は麻美の指を思い出しますが、指が重なり合い、彼女の上手くはないが楽しそうに吹く姿を思い出し、自信も音楽の楽しさを思い出すとか…)もちろんこれも個人的ない件ですので!

 なんだか、二人の恋路が気になるお話でしたな。。。ユウキ様!!!二人は一体どうなるんですか!!!続きを教えてください!!!

 

 

 

:感想:

 今回読ませてもらった作品はジャンルがどれも違っていて楽しかったですねー!

 だからこそ、感想も熱が入ってあーしたらいいだとか、こーしたらいいだとか、いろいろ書いちゃいました。すいません・・・

 今作で一番設定が面白いなーと思ったのは『すべてが白になる』ですね。世にも奇妙と書きましたが、まるで岸部露伴は動かないみたいな話って言った方が正しい気がしてきました(どっちでもいいやろが)。

 あと、これはもう、俺のラブコメ好き故ですが、『法螺吹きの悪戯』は爽やかでよかったですね。俺は男ばかりの軽音部で臭い部室で臭い飯を食っていたので、吹奏楽部にあこがれていました。

 今気が付きましたが、法螺吹きとホラ吹きでかけているんですかね?なかなか味があるタイトルですな。

 

オススメしてもらったweb小説を読む

その昔、俺が中学生で初めて小説を『小説家になろう』で発表した頃、なろうの短編小説の感想を毎日更新しているブログが2〜3個ありました。

 

 

俺は短編小説を中心に書いていたので、そう言ったブログに取り上げられることも多く、取り上げられると、『やったぜ!!!』と言う気持ちになり、激奨されれば天にも昇るような気持ちになったり、批判されればグルルと唸りながらも見返してやろうと更に筆をとったり、大変救われました。

 

 

あれから10年以上経ち、今や俺も立派なアラサーになりました。歳をとると確実に身体は動きづらくなることを実感し、でも、代わりに考える時間が増えることも学びました。

ふと、ある日、自分だけでなく、創作を愛するものとして、同じく創作を愛する方々の一助になれればと思うようになりました。

これも加齢による心境の変化なのでしょうか。

 

とにかく、そう言った経緯から少しでも創作界隈を盛り上げる為、定期的に感想をブログにアップしようと思っております。

 

今回はtwitterで連絡をいただいた作品の中からまずは7作紹介&感想を書かせていただきます。

 

 

 

1.ミニトマトと炎症性/ハルハル(春a裏)様作

https://ncode.syosetu.com/n8888ga/

 車が病気になると言うオリジナリティ溢れる作品。

 これは何かのメタファーなのかと読み進めていく感覚は村上春樹の短編小説を思い出しました。描写も非常に丁寧で短いながら読み応えもあり、とても面白く読めました。

 読後のどこか余韻の残る、そして、主人公の心理を思わず考察したくなる作品で初っ端からレベル高いぜ…と思いました。

 

 

2.便利な家 【ショートショート】/いとうヒンジ様作

https://ncode.syosetu.com/n9914hh/

 便利な家と書かれた看板を発見した主人公は内見に行き、あまりの便利さにおどろくが・・・

 星新一を思い出させるショートショート。個人的にドストライクであります。

 ただ、あまりにも不条理すぎる!(そう言った点で言うと小松左京的な感じでもありますな)

 この作者様、ほかにもショートショートを書かれておりますので、いろいろと読ませていただきたいなと思いました。

 

 

3.銀河漂流ウラシマン/樫山泰士様作

https://ncode.syosetu.com/n0735hf/

 実は浦島太郎のお話の真実はこーだぜ・・・

 会話劇で繰り広げられる骨董無形なコメディでした。

 あら、銀河ヒッチハイクガイド的なお話かな?と思ったら、まさかのガ〇ダム!?スター〇ォーズ?あれ、エ〇ァンゲリオン?と話が二転三転して最後のオチで笑わせてもらいました。

 白眉なのは、この小説、1話目の引き込む力がすごい。日本書紀の本当にある話を最初に出しておいて、なるほど、神話をベースにするのかと思ったらまさかの脱線。

 最後まで楽しく読ませていただきました。

 

 

4.忘レ慰ーワスレナグサ/斐古様作

忘レ慰 ━ ワスレナグサ ━(斐古) - カクヨム

 去っていくワタシと残されるアナタの思いを花言葉に託しながら繰り広げられるポエトリーな一作。

 アナタとワタシのリフレインがとても気持ちよく、まさにご説明いただいていたような詩的な作品でした。

 しかし、現実に汚された俺は卑しくも『最後にやべえどんでん返しとかあるのかな?』と邪推しながら読んでしまいました。。。

 繊細な作品ですので、俺のような死にかけのゴブリンではなく、うら若き乙女達や恋に悩む男子達に読んでほしいと思う一作でした。

 

 

 

5.い・も・ほ・り~運の悪い連続少女拉致監禁殺人鬼の俺が噂好きなババアのしもべになったわけ~

/モロ平野様作

https://ncode.syosetu.com/n5653dk/ 

 シリアルキラーの主人公はその凶行を老婆に見られるが実はその老婆には秘密があり・・・

 グロテスクな内容ですが、主人公の不謹慎すぎる軽さで重くならず、すらすらと読み進められました。

 タイトルからもっとコメディ色強めかと思ってましたが、どん底ホラーでオチも秀逸。ただ、4話以降のネタ晴らしパートが説明口調だったのが気になりました。

 もっと暑い夜に読みたかった!!!(笑)

 

6.

kakuyomu.jp

N.K様作

 なんと言っても、改行のない文章は残り幾ばくも無い主人公の心情をうまく表現出来ていて素晴らしいと思いました。

 途中、突然始まる復讐劇・・・復讐したい4人とは誰なのか?

 とてもセンスが良く、これで高校生か・・・俺が高校生の頃なんてハチャメチャな小説もどきしか書けなかったのにすごいなぁ(今もか(笑))と思いました。

 

7.夏が過ぎたら/都鳥様作

https://ncode.syosetu.com/n5270gz/

 まず、なにより設定が面白い。温暖化がひどすぎるから夏は冷凍睡眠しましょうってのが思わずパク・・・参考にしたくなる設定でした。

 とても短い作品ながら、構成がしっかりしていて満足感がありました。

 この設定ならもっと長編でもいいのではないかと思いました。それならオチのエモーショナルな展開も生きるし、と言うか、俺がこれの長編を読みたいだけです。

 

 

:感想:

 レベル高いっすね・・・俺なんてwebに上げる短編なんかは推敲とかせずにパッと挙げちゃうもんだから、誤字脱字のオンパレードですよ・・・(俺のレベルが低いのか…)

 今回紹介した7作のうち、俺の琴線にビンビンに触れたのは「ミニトマトと炎症性」でした。純文っぽい内容で(実は俺、webではクソギャグばっか書いてるけど、応募する賞はどれも純文学系なんです)読んでてとても参考になりました。

 

 近い内に他の紹介してくださった小説も紹介いたしますので、お楽しみに!

 

坂道の猫

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俺のアパートは丘の上にある。

築30年ばかり、改築に改築を重ね、更に怪談と不気味さも同時に積み重ねたお陰で、安くてそこそこ綺麗だけどほんの少し不気味なアパートである。

 

当然、丘の上にあるからには避けられないのは坂道の登り降りである。

仕事に行く時なんかはまだマシである。

体力も有り余ってるから、意気揚々と坂道を駆け降りれる。

帰りがひどい、汗と涙で濡れたスーツはまるで黒人奴隷の足首につけられたオモリよりも尚重く感じる。

毎日坂道をトボトボ登り息を切らせるわけである。

住んでしばらくして、俺がいつも通る道に黒い猫が居着いている事に気がついた。

黒猫は大体帰り道に現れる。

ほぼ毎日会う。

そいつは俺をジッと見てきて、俺はなるべく興味なさげな振りをして、目も合わせずにそいつの横を通り過ぎる。

猫は俺が近づくと、ある時は飛び退き、ある時は俺の姿など見えていない様にくつろいでいた。彼、もしくは彼女はとても気まぐれでその感情を俺は全く解することが出来なかった。

まさに、女の心は猫の目なんて言うように、猫なんて生き物を理解しようなどどだい無理なわけである。

 

とは言うものの、あんまりにもよく会うものだから、自然と親しみを持つようになった。

俺は便宜的に彼、もしくは彼女を「クロ」と心の中で呼ぶ事にした。

クロは仕事帰りだけでなく、俺が車に乗って夜の街に出かける時なんかにも、歩道から俺の事を見つめてきた。

クロの目が夜道にキラリと光るのを見ると、なんだか得した気分にもなった。

 

俺とクロの緩やかな交友はなんとなく終わった。

特にクロは俺にサヨナラを言うわけでもなく、むしろ言うはずもなく、忽然と一年程前に坂道から姿を消したのだ。

どこかで読んだことがあるが、野良猫の寿命は平均すると5年らしく、大半が皮膚病にかかって死ぬらしい。

と考えると、俺がアパートに引っ越してきて5年が経つから、まあ、クロが死んでいても全くおかしくないわけである。

彼が姿を見せなくなって、俺が悲しんだかと言うと、全く悲しくはない。

 

それに我々の関係はウェットな関係ではなく、むしろ会えば挨拶をするくらいのご近所さんくらいなものだったから悲しくなろうはずもない。

 

別にたかが猫一匹居なくなろうが生活は変わらないのである。

 

猫のいない坂道に慣れ、クロの事なんてすっかり忘れていたのだが、最近また坂道に猫が現れた。

しかも2匹もだ。

白黒の模様を持った猫と、真っ暗な猫である。

2匹ともまだ幼い子猫だ。

その2匹は車を気にしながらよく道路を横断している。

おそらく、近所の公園か、もしくは人家を寝ぐらにして生きているのだろう。

更に想像を膨らませるとどこかで飼われていて、半分飼い猫、半分野良としてあざとく生きているのかも知れない。

 

うーむと2匹の子猫について思いを巡らしていると、ふと、もしかすると2匹は黒の子供なのでは?と思った。

ない話ではない。クロが白い雌猫と結婚して、雌猫が二匹の猫を産んだのだ。

しかし、クロは生来のフーテンぶりを発揮し、ふらりと旅に出て、更に母の白猫も「育児なんてまっぴら」と男を作って二匹を捨ててしまったのかも知れない。

残された二匹は悲観にくれるかと言うと、そうでもなく、まあしゃーないか、くらいな半ば投げやりな気持ちでフラフラ存外楽しくやっていたりするのかも知れない。

 

俺は特に二匹を飼おうなんて思わないし、哀れだとも思わない。そこらでひっくり返って死んでいたら墓ぐらいは作ってやるかも知れないけれど。

ウェットな感情はクロに対して同様持ち合わせていない。彼らに対してコメントを求められるとしたら、まあ、頑張ってくらいなものである。

野良猫との距離感はそれくらいがちょうどいいと思う今日この頃。

90年代前半生まれ男子あるある50連発

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1.小学校の時、土曜が休日になり衝撃を受けた

『えっ、吉本新喜劇みれるじゃん』

 

2.学校休んだ日はワクワクさんを見てた

 

3.  カードキャプターさくらが大好きだけどみんなには言えなかった

 

4.友達の家でやる64とゲームキューブが大好きだった

 

5.ゴールデンアイスマブラDXは最高のゲームだった

 

6.涼宮ハルヒの憂鬱によってオタク道に引きずりこまれる

ハルヒ以降オタク文化が花開き、らき☆すたニコニコ動画、ボカロがブームになるも

当時はオタクへの迫害が強かったので、みんな隠れキリシタンの様にこそこそオタクしてた

 

 

7.コロコロコミックスの「コロッケ」が大好きだった

 

8.おもしろフラッシュ倉庫によりインターネットの面白さに衝撃を受けた

 

9.みんなハンゲームとモバゲーやってた

今思えば当時のSNSハンゲームとモバゲーだった

 

 

10.画面が180度回転するガラケーもってるやつがいた

 

11.メイプルストーリーが大流行した

 

12.携帯小説が大流行した

 

13.ほとんどの女子がKAT-TUN大好きだった

赤西、亀梨、山Pが大人気だった

 

 

14.ほとんどの女子が嵐大好きだった

 

15.AKB48の人気がすさまじかった

近所の駄菓子屋の婆もAKBグッズ入荷してるくらいには大人気だった

 

 

16.登下校でリプトンの紙パック買って飲んでた

あれを飲みながら登下校するのがおしゃれだった

 

 

17.陽キャがホストみたいな髪型してた

 

18.昼休みになると髪型を直すために陽キャがトイレの鏡を独占してた

 

19.モンハンが大流行した

 

20.KY、とりま等の言葉が流行語になった

 

21.着うたを買ってた

 

22.なんなら着うた作ってた

一時期着うた作れるサイトが人気だった

 

23.好きな子のメアドを聞くときすごくドキドキした

 

24.好きなことのメールのREが続くのがすごくうれしかった

 

25.小学生の時女子のノートにプロフィール書かされた

 

26.女子はプリクラを貼るプリ帳を持ってた

 

27.個人ホームページ作ってるやつがいた

いつまでも工事中のページ達・・・

 

28.運動部ミサンガ巻いてた

 

29.ケータイのバッテリー部分に彼女、彼氏のプリクラ貼ってた

 

30.モンパチ、ケツメイシGREEEENが大流行した

 

31.みんな腰パンしてて異様に胴長だった

 

32.ウォークマンかMDで曲聞いてた

 

33.ボクサーパンツじゃなくてトランクス履いてた

 

34.ディズニーとかキャラもののトランクス履いてた

俺も可愛いトランクス履いてたけど、ある日、えぐいウン筋がついたのを機に無地のボクサーパンツに切り替えた。

 

35.前髪を糞デカいピンで止めてた

 

36.黒縁の伊達メガネかけてた

 

37.異様に制服を着崩していた

 

38.いろはすのな透明系の飲料水をばかばか飲んでた

 

39.RADWINPS大好き

 

40.みんなミクシーやってた

 

41.女子のスカートが死ぬほど短かった

 

42.「ワラ」とかいう死ぬほどむかつく言葉をメールの末尾に着けるのがはやった

 

43.大学生くらいの頃木こりみてーなファッションが流行った

 

44.女子大生はもれなく全員茶髪だった

 

45.おじさんが神社で走るだけのアプリが大学生くらいの頃大流行りする。

 

46.ガラケー時代は糸を穴に通すゲーム、おばさんをジャンプさせるゲームが流行る

 

47.携帯で写真を撮ることを未だに写メと言っちゃう

 

48.体育の授業後にAXE振りまくって死ぬほど教室臭くなる

 

49.制服の腕部分にイヤホンを忍ばせ、授業中頬杖つきながら音楽聞いてるやつがいた

 

50.今思うとダサい文化ばかりだけど、時々懐かしくなる。