有限会社MUGEN本舗

ゲーム、バンド、漫画、映画、小説、なんでもブログ

メイウェザーvs那須川天心は一体なんだったのか?

皆さま、あけましておめでとうございます

親戚の子供達に「なんで俺が見ず知らずのガキにお年玉やらなあかんなん!!しょーもな!」と言ったら大顰蹙を喰らい、新年早々肩身の狭い管理人です。

 

 

それはそうと、メイウェザーvs那須川天心見ましたか?

 

俺、この試合の話を昨年の暮れに記事にしようと思ったんすけど、やめたんすよ。と言うのもね…

 

・遡ること昨年11月

あれは、職場でこっそりインターネッツサーフィンをしている時のことでした。

とあるニュースサイトで大晦日メイウェザー那須川天心くんと試合をすることを知りました。ビビりましたね。

 

RAIZINはフジテレビが放映している格闘技番組で、その目玉は昇り竜の如く白星を量産しているキックボクシング界の若きホープ那須川天心くんです。

 

一昨年の 大晦日藤田大和との一戦はしびれました。

 

そんな日本の若き王者が、あの伝説のボクサー、メイウェザーとエキシビジョンマッチをするだと!?

 

メイウェザーと言えば、前人未到の5階級制覇、無敗のままリングを去ったまさにパウンドフォーパウンドと呼べるボクサーです。

 

マナーパッキャオとの対決やコナーマクレガーとの試合はみなさんの記憶にも新しいことだと思います。

 

これはやばい!!!とその時は浮き足立ちましたが、すぐに興奮は疑惑に変わりました。

 

そもそもこの試合無茶な話です。

 

まずウェイトが違いすぎる。

天心くんの主戦場はフェザー級。はじめの一歩の幕内一歩と一緒です。

ようは軽量級なんですよね。

対して、メイウェザースーパーウェルター級。ほとんど中量級です。

 

格闘技ってアトム級やらストロー級から始まってヘビー級までおおよそ20近く階級が区切ってあるんです。なぜならば、それほど格闘技において体重の重い軽いはそのまま不利、有利に直結するからなんですね。

那須川天心がブクブクに太らないとこれはまず勝負にならない。

 

次に、天心くんはあくまで キックボクサー上がりです。たしかにパンチもある程度の技量はあるでしょうけど、世界最強のメイウェザーのボクシングに比べれば児戯に等しいでしょう。

僕が2人の対決を知った時はまだルールなどは未定でしたが、メイウェザー側の意向でボクシングルールになるのは火を見るよりも明らかでした。

 

以上の理由から、那須川天心くんサイドに勝ち目などなく、メイウェザーもどうせやる気ねえだろうし、(コナーマクレガー戦ですらやる気があったのか怪しい)エキシビジョンだし、お互いの株が下がらないように、台本通り戦うことになるんだろうなぁ〜…なんて軽ーく思ってました。

 

・蓋を開けりゃガチじゃねえか

 

正直、大晦日になるまで2人が戦うことなんて忘れてました。

あ、そう言えばそんなことあったね、なんてくらいの気持ちでした。

テレビの前でスタンバッていたものの、なかなかメイウェザーが出てこない。ひっぱるなーと思ってTwitterで検索してみたら、メイウェザーは焼肉食ったり、東京観光で遅れているとのこと…メイウェザーらしいといえばらしいが、これは果たしてキャラとしてやってるのか、それとも素で舐めてるのか…

 

しばらく、紅白見ながらTwitterメイウェザーの動向をチェック。

米津玄師が歌い終わったくらいにようやく、始まるとの情報が流れ出す。

 

メイウェザーが日本のリングに上がるってだけですげえんだけど、テレビに出てきた黒人のおっさんはブヨブヨに太ってて、え、これがあのメイウェザーなの?全然絞ってねえじゃん…

汗かいてねえしアップもしてねえ…

 

正直、ちょっとイラッとしましたね。

日本舐めすぎだろ。天心くんがぶっ倒してくれたらさぞ気持ちいいだろうな!!!

と気持ちも昂りました。

 

ちなみに、この試合、天心くんが蹴りを出したら一発につき5億円の違約金を支払わなければならないらしく、海外ではTENSHIN NASUKAWAの為に5億円クラウドファウンディングしようぜ!と言う企画まで立ち上がる始末

メイウェザーってすげー嫌われてるのな。

 

余談が過ぎました。

 

実況の煽りも相まって、あんなに興味なかったのに、開始直前には「天心くんがんばれ!!倒せ!!!」くらい思うようになりました。

 

さて、蓋を開けてみると、

天心くんの1ラウンドTKO負け

 

いいところなく、終始メイウェザーに転がされて終わりましたね。

 

実力差、体重差ともにあり過ぎた。

 

まず、よく見ると、メイウェザーはマウスピースすらつけてないんすね。

なんか、序盤はメイウェザーが煽りまくってたけど、天心くんのパンチで本気を出さざるを得なくなった!!!みたいな記事を読んだんですけど、メイウェザーって普段こんなボクシングスタイルでしたっけ?なんか終始手を抜いてるように見えます。

 

というか、多分、メイウェザーは終始エキシビジョンを成立させるために手を抜いていたんだと思いますが、普通に体重差で天心くんがすっ転んでしまって、1ラウンドで終了という形になったのではないでしょうか。

 

試合後の天心くんの涙は見ていて心に突き刺さるものがありました。

きっと、僕らでは想像すらできないプレッシャーの中で戦っていたのでしょう。

この試合自体、那須川天心くんの意向ではなく、RAIZINの運営側の大人の思惑が色々と渦巻いていたのは明らかです。

 

それでも、クッソ気合入れて挑んで、結果あんな試合内容だったならそりゃ悔しいでしょう。

 

ブックもなく、ガチでメイウェザーに挑んだのはこれ本当に凄いことだと思います。

心無い人が那須川天心のことをネットで批判していますが、彼のことを馬鹿になんて僕は絶対に出来ません。この試合を糧に今後も活躍してほしい限りです。

 

・試合後の気遣いメイウェザー

 

試合後のメイウェザー気を遣いまくりでしたね。あれ、珍しくて見てて面白かったですね。

トロフィーなんて天心くんにあげようとしてましたしね。サイゲームのボードも持とうとすらしなかったし、終始天心くんを讃えるコメントでしたね。

 

あ、これ以上煽ったらやばい

 

と思ったんじゃないっすかね?

善戦した後とかだったら、

 

那須川も頑張ったけど、俺はスーパーチャンピオンだからな!!!」

 

くらい言ってたんでしょうけど、ぶっちゃけ天心くんのぼろ負けでしたからね…

 

・結局この試合はどうだったのか?

 

興行的には大成功でしょうね。

日本にメイウェザーが来たってだけでやばい。

でも、日本のホープ那須川天心くんを噛ませにしてまでやる試合だったのかは甚だ疑問です。

 

正直、運営サイドがいっときの収益の為に若くて将来のある有望なファイターを潰しているようにしか見えなくて、怒りすら感じました。

 

なんつうかなぁ…フジテレビの悪いところ結構出た試合だったんじゃないのかな…?

 

クリロナが死んだ目でタオル振り回してる思い出しちゃったよ。

 

海外のスーパースター呼んだらいいってもんじゃないでしょーよ。

 

とにかく、僕は今後も那須川天心の試合を楽しみにしています。

皆さまよいお年を!2018年に書いた記事ベスト10

皆さま、暮れをどうお過ごしですか?

 

僕は元気です。

 

連日の飲み会で少し消耗していますが、元気です。

 

このブログは今年の9月19日に開設してから今まで101日間の間に88記事を更新してまいりました。

 

何の気なしに始めましたが、意外としっかりと続いたなと思っています。

 

2018年も残すところあと2日。

 

きっと皆さん、学校や会社もほとんどの人がお休みで、家でだらりだらりとした時間を過ごしていらっしゃることかと存じます。

 

そこで、私、皆さまのお暇をつぶすべく、2018年に書いた記事の中で面白いと思ったものをピックアップしてきました!!!

 

 

 

インターネッツであった女の子、ゆかりんとのちょっとした思い出です。

正直、一発ヤレるもんならヤラせて欲しかったね。

ゆかりんどうかお元気で!!!

 

 

個室ビデオ屋の狂った店員とのお話。

エロビデオソムリエはヤバイ。怖い。

今でも彼は働いているのだろうか?

 

陰キャにとって学校の学園祭とか、修学旅行って地獄。1人でいる時よりも大勢でいる時の方がより孤独を感じるのです。

そもそも、40人を部屋にぶち込んで、これから仲良くせえや!ってのが異常!

とはいうものの、愚痴ばっかり言っても仕方ないので陰キャ陰キャなりに学園生活を謳歌しましょうという記事です。

 

今大人気の米津玄師について書きました。

SOUL’dOUTの話は一切しておりません。

 

 

正直、認めたくないのですが、私は、特殊な環境下において女性を殴ったり、女性に殴られたりするととても興奮するという性癖の持ち主であることは否定し難い事実であります。

それも全てピカチュウのせいなのです。

 

下呂温泉で出会ったタイムトラベラー。

からは一体何者だったのでしょうか?

謎はいまだに謎のまま。

 

オヤジと俺の話。

この父にしてこの息子ありと言った感じ。

俺のクズい部分は全部親父に似た。

でも、いいのだ。俺はクズだし、それでも生きていかねばならぬ

 

東京ディズニーシーに行ってきました。

ほとんど個人的な内容となっています。

ニモ…お前だけは殺す…

 

ブロガーと言う奴らはTwitterでクソみたいな自己啓発チックな事しかTweetしないから嫌いです。大して社会人経験もないくせに片腹痛い。

そんな奴らをこき下ろす記事を書きたかったのですが、理性が止めました。

 

昔のバイト先の店長のお話です。

僕は彼を絶賛追跡中です。

サーチアンドデストロイ!!!

殺せ殺せ!!!汚物は消毒だ!!!

 

 

以上、自選ベスト10でした。

もしかすると、年内にもう一本くらい記事を更新するかもしれません。

しないかもしれません。

どちらにしろ良いお年を!

 

 

 

 

 

 

クリスマスの夜、サンタはコンビニでローキックを食らった

昨日はクリスマスイブだったね。平成最後のクリスマス。何でもかんでも平成最後つけりゃいいもんちゃうけど、なんとなく感慨深くなっちゃうね。

 

俺は彼女と別れたってこともあり、男だらけの飲み会でたらふく喋って、たらふく飲んだ。

 

いい気分で家に帰った。こりゃ今日は熟睡じゃい!と思ったが、これがなかなか寝れなかった。

 

寝れない夜は久しぶりだった。

 

寝れなくても、スマホを触らずひたすら布団にくるまって目を瞑る。

目を瞑って横になっているだけで少しは体力が回復する。

 

さぁ、眠気よ来い!と想う心とは裏腹にどんどん目が冴えていった。

 

眠れない夜、目が冴えてくると余計な事を思い出す。

 

俺の頭はふんわりふんわりと揺れながら、5年ほど前の事を思い出していた。

 

5年前、2013年。大学2年生だった俺はコンビニの夜勤バイトをしようと思った。

 

時給がよかったし、楽だろうと思ったからだ。

 

面接で店長に「君、〇〇大学なんだって!頭いいね!君ならすぐ仕事覚えられるよ!」と言われた。

 

俺が通う3流大学を褒めてくれるなんていい人だなと思った。

 

店長は細身でイケメン30前半くらいだった。

 

よし、ここで頑張るぞ!と夜勤バイトを始めた。

 

初日、5時間謎のマニュアルビデオを見させられる。それで研修は終了、はい、あとは頑張ってね!と売り場に放り出された。

 

慣れない夜勤と慣れないコンビニの仕事に俺はミスを連発、みるみるうちに店長の笑みは消えていった。

 

そして、ついに、とあるミスをした直後、俺は店長にローキックを食らった。

 

くしくもその時はクリスマスの時期で俺は会社が用意したサンタのコスプレをしていた。

 

サンタが蹴られるクリスマスなんてあるのかね?

 

店長にその後無茶苦茶にいじめられ、2歳年下のヤリチン高校生に童貞童貞とバカにされ、俺は逃げるようにコンビニを辞めた。1ヶ月しか働かなかった。

 

店長にグッと肩を強く強く捕まれ

「こんなことも出来ねえなんて、社会じゃやってけねえぞ!」と言われた事を今でも鮮明に覚えている。

 

そんな事を思い出していたら、無性に腹が立ってきた。

 

俺は曲がりなりにもなんとか社会で働いている

あんたが言っていたことは間違っていた!

「こんなことも出来ねえなんて、コンビニじゃやっていけねえぞ!」と訂正しろ!

 

腹が立つと余計に目が冴えてきた。

時計を見ると朝の5時。昔、働いていたコンビニまで車で5分。

 

俺は、5年ぶりに店長に会ってお礼参りをしに行こうと思った。

 

寒くてぶるぶると震える中、ジャンバーを着込み、車でコンビニに向かう。

 

コンビニに入ると、外国人の兄ちゃんが1人いるだけだった。

 

「あの、」俺は声をかける。

 

「あの、昔、ここで働いていたんですけど、〇〇店長ってまだいます?」

 

「イナイチガウカワッタ」

 

兄ちゃんは笑顔でそう答えてくれた。

 

少しがっくりときた。

 

その後、何店か近くの同じ系列店を回ったがどこにもいなかった。

 

意気消沈として、家に帰る。

 

「あ、SNSで探せばいいじゃん!」

 

今の時代、猫も杓子もSNSをやっている。

個人を特定するなんて、簡単だ。

 

俺が働いていた店の店名でリサーチをかける。

 

店長は見つからなかったが、代わりに俺のことをバカにしていたヤリチン高校生を見つけた。

 

彼は結婚していた。しかも結構可愛い女の子と、来年には子供が生まれるみたいだ。

 

なんとなく、彼のTweetを見る。

 

典型的な田舎ヤンキーって感じだ。

ガラの悪い友達に囲まれて、彼は今美容師やりながらラップしたり、バイク乗ったりしているらしい。

うんこの画像をアップしていてゲンナリした。

 

うわー、バッカだなー…生まれてくるガキは絶対ヤンキーになりそう。

こう言う輩がぽんぽこぽんぽこ猿みたいにガキを作るから日本の治安は悪くなるんだよ。

低脳尖閣諸島に隔離しろ。

 

と毒づき、溜飲を下げる。

 

でも、なんだか俺には理解できない生活だし、まったく羨ましいとは思わないけれども、幸せそうだった。なんだか、ちょっとホッコリしてしまった自分もいた。

なんとなく、彼に幸あれ!と願う俺がいた。

まぁ、死んでも交友関係を持ちたくない部類なんだけどね。

 

彼のTweetを見ていくと、どうやら件の店長は俺が辞めた数ヶ月後、会社の合併により店長を辞めたみたいだ。

 

Tweetを見ると店長は結構みんなから慕われていたっぽい。

 

俺はこれまで店長のことを地獄の鬼、低学歴、ド低脳、生きている価値のない糞袋低所得者、犬食ってそう、人格破綻者、この世で最も醜い下郎、蛆虫の湧いた死体、いつか殺すべき相手、セックスのことしか考えていない全身ペニス野郎、うんこ、O157、ペスト野郎、一族郎党皆殺し、一生負け犬、両手両足欠損した肉ダルマ、キンタマに湧いたインキンとことごとくけなしてきたが、どうやら俺にしか厳しくなかったみたいだ。

 

俺が仕事異常に出来なかったからか?

 

今、仕事をするようになって少し店長の気持ちもわかるようになった。たしかに、仕事を振って出来なかったり、同じことを何度も聞かれるとイラっとする。

 

でもね、手を出すのは社会人として絶対ダメ。

 

そういう意味で、俺は5年前に戻れるのなら、彼にこう言いたい

 

「バイトに手を出すとか、お前、社会じゃやっていけねえぞ!!!」

 

店長は今もどこかで生きているだろう。

 

仕方がないので、彼の幸運も祈ってやろう。

 

なんといっても今日はクリスマスだからな。

 

 

 

バンドマンの俺は死んだ!メリーロックはオバポーズで楽しめ!

メリーロックに行ってきました。

 

メリーロックとは名古屋は金城ふ頭で行われている冬のロックフェス。

 

出演者は今ノリに乗っているイケイケなバンドばかり、そして、来場者もカップルや大学生のような人生を謳歌している人達ばかり。

 

 

そんなフェスのこと俺がどう思っていたかと言うと、

 

 

大嫌いに決まっている。

 

 

そもそも俺はファスが嫌いである。

なぜ、好き好んで暑かったり寒かったりするところで人にもみくちゃにされなきゃならんのだ!なら、俺は好きなバンドのワンマンとかをのんびり聞きに行きたい!!!

 

俺がフェスを嫌いな1番の理由は客である。

ライブをスポーツかなんかと勘違いしている方々が少数だが存在していることだ。

 

他人をかえりみず、ダイブの回数を競い合ったり、モッシュを無茶苦茶に至る所でやったり、

そう言う迷惑行為を平然とやってのけ、SNSとかに

 

「〜参戦!!!まぢ楽しかった!!」

 

とか載せている頭スポンジボブな輩が本当に気にくわない。

 

俺、バンドやってた時、たまにそう言う暴れたいだけの方々と遭遇していましたが、

 

「この人達は本当に音楽を聴きにきているのか?それとも暴れれりゃそれで良いのか?暴れたけりゃスポッチャとかにいってくんろー!」

 

と言うふうに正直思ってました。すいません。

 

 

前置きが長くなりましたね。

 

ではなぜ、こんなフェス嫌いの僕がメリーロックに行ったかと言うと、地元の数少ない友人が誘ってくれたからなんすよね。

 

最近会ってなかったし、そいつも今年いろいろ大変だったらしいし、久しぶりに会いたいなと思ってたところでのお誘いでしたので、そりゃ行きます。それに、僕も相当大人になりましたし、今ならそう言ったライブキッズの方々に対しても、かつてのような、とんがった感じ方をしないのではなかろうか?と思ったのです。

 

 

・メリーロック当日

友達との待ち合わせを1時間ほど遅刻して向かうわ金城ふ頭。

名古屋駅はバンTを着た若者で溢れかえっておりました。

 

ポツポツと雨が降る中、入場を済ませ、向かうはメインステージ1バンド目、TOTALFAT!

 

俺パーティパーティくらいしか知らないけど、こんなん、絶対暴れまわる奴おるやんけ!

 

 

 

 

案の定、TOTALFATは1曲目からモッシュの嵐、至る所でサークルピットが出来ている。

 

でも、我々はそれを見越して、フェンスの真ん前辺りを陣取っていたので巻き込まれずに楽しめた!!!

 

TOTALFATのMCがこれまた激アツな感じで、

「俺たちゃ音楽でつながっているんだ!!」

みたいなね、昔はそう言うMC大大大好きだったんだけど、なんか今聞くと、胸がムズムズするのは何故だろう?

 

別に、僕、あんたらと繋がったつもりはないんですけどね…みたいなクソ捻くれた感情になってくる。

 

その後もKANA-BOONフレデリックみたいな大人気のバンド達の演奏を見た。

演奏は死ぬほど上手いし、やっぱり、生で見るのは全然違うなぁと感動した。

特に、04 limited sazabysは無類であった。

ギターRYU-TAがインフルエンザの為、急遽3人体制でライブは行われたが、SUPER BEAVERBLUE ENCOUNTのギタリストがサポートとして乱入すると言う胸熱な展開。

入場規制がかかるくらい満員のポートメッセでの彼らのバンドを見て、俺はなんだか少し泣きかけてしまった。

 

 

KOTORIやSIXLOUNGEみたいな若手売り出し中のバンドは気合バチバチに入りまくってて、爪痕残したろう!客食ったろ!と言う気合が半端なかった。

ただ、気合入りすぎてて、見てて

「なんか、ちょっと必死すぎじゃねーか?」

とまた捻くれたことを思ってしまった。

 

とまぁ、バンド見てて普通に感動したけど、バンドやってた頃ほどの衝撃はねえな…なんか俺大人になっちまったのかなぁ?なんてひとりごちました。

 

 

 

さて、今回、いろーんなバンド見たけど、1番最高だったのはでんぱ組incである。

 

学生の頃から好きで、彼女たちのTwitterはメンバー全員フォローしている。

 

ライブを見るのは初めてだったけど、歌もダンスもキレッキレで見ていてめっちゃくちゃ楽しかった。

 

からしたら、好きな女の子がいきなり7人歌って踊り出したんだから、もうその興奮たるや…もう、好き…

 

 

結局、最後までイマイチ乗り切れなかった。

トリのcoldrainの時、途中で抜け出して、デッケークリスマスツリーの前でベンチに1人座ってぼーっとしていた。

 

バンド大好きだったのに、なんでこんなに乗り切れなかったんだろう?これ行くくらいなら、スマブラSP買って一日中やってた方が良かったのではなかろうか?

 

その時、ハッと乗り切れなかった理由に気がついた。

 

 

 

俺、疲れてんだ…

 

 

社会人になってから、ほとんど音楽も聞かなくなった。音楽聴くのも車運転する時くらいだ。

 

それは、日々、会社で精神と肉体を摩耗させていっているから、音楽を聴く余裕がないのである。

 

余裕がないから、バンドのMCやスタンスにもいちいち噛み付くし、お客さんのモッシュとかにもムカッ腹を立てるのである。

 

メリーロックが楽しくないんじゃなくて、俺が楽しもうとしていなかったのだ。

 

それは、大人になったとか、そう言う問題じゃない。

 

すまねぇ、俺…

 

俺は、次こそはしっかりと楽しもうと心に誓ったのであった。

その後、1人でとある会員制の怪しげなバーに行ったり、オカマバーで朝までどんちゃん騒ぎしたりとめちゃくちゃ楽しかったのですが、それはまた後日…

 

 

長野の山奥に閉じ込められた

タイトルが不穏ですね。すいません。

 

ここ最近、師も走る師走な訳で、仕事もだいぶ忙しいのですが、もう、遂に限界と私は最近定時で帰っています。

いつどこから雷が落ちてもおかしくない状況。

ギリギリチョップな毎日です。

 

そんな日々の中で、ぼんやーりと、大学時代所属していた軽音部の合宿について思い出しました。

 

大学の軽音部ってチャラチャラしたイメージをお持ちの方が多いと思いますが、何故か私の所属していた軽音部は体育会系でした。

一年生のうちはひたすら先輩のクソ重い機材や、ドラムセットを運び続ける日々、そして、たまにライブ出来たとしても、ライブ終わりにはいつも何故か反省会があり、酷いと夜更けまで先輩に怒られると言う仕打ちを受けていました。

まるで軍隊、そんな部活動なわけですから、まぁ、人が辞める辞める。バンドしたくて入ったのに下働きばっかりさせられるわけですから当然ですわな。

ちなみに、俺の代は最初は50人ばかりいたのですが、結局、春のうち20人になり、それが、夏には15人になり、結局残ったのは10人ばかりでした。

残った連中と言うのは、そんな地を這う日々を共に過ごす訳で、我々は歪な固くてヌメヌメとした絆で強く結ばれました。

 

 

さて、そんな我々軽音部の合宿はBBQやら川遊びなんぞ一切ありません。もちろん、女の子とのキャッキャウフフなんてものは陽炎の如しです。

 

軽音部の合宿は長野の山奥にあるスタジオに1週間軟禁されて、ずーっと練習すると言う、ストイック&ストイックな合宿でした。

 

ホテルのワンフロアを軽音部で貸切、そこで寝泊まりするわけですが、何本ビールを飲み、何本タバコを吸い、何度裸になり、何度裸にされ、何度裸にし、そして、何時間練習したのか…もはや記憶が定かではありません。

 

練習の合間にホテルの部屋に戻り、タバコを吸いながらビール飲んで甲子園見て、

「こいつらワシより年下けー、すっごいなー」

とひとりごちたのを今でも覚えています。

 

とにかく楽しかった。

 

俺、合宿というのをそれまで経験したことがなくて、こんなに楽しいものなのかと驚いたよ。

 

親やバイトとか一切を忘れて、1週間ずーっとバカやるって今思えば本当に貴重な時間だったよな。

 

泊まるホテルには大浴場があり、なんとそこが24時間ずーっと開いてるんだわ。

だから、深夜練習が終わって夜中の3時4時とかに大浴場行って、床にボディソープブチまけて、その上をクルクルと回転しながら滑りまくったりした。身体中傷だらけになった。

 

そんで、部屋帰っても、おちおち寝れないのよ、何故かというと、合宿伝統の夜襲と言うイベントがあって、先輩たちが後輩の寝込みを襲うんだわ。

と言っても別にレイプされるとかそんなんじゃなくて、ギリギリ笑えるレベルのいたずらをされるのよ。俺の時は寝込みにいきなり襲われて、服を脱がされ、うつ伏せにされて手足をガッチリと数人に掴まれた。

もう、そうなると動けないわけ、そんで、「なんすか!?なんすか!?」ってパニクってると、背中をジュッと何かとてもアツイものを押し付けられた。

あひゃゃあ!!!と熱さで暴れまわる。なんだなんだとよく見ると、SMロウソクのロウを全身に垂らされていたんですわ。

 

フザケンナ!!!とキレるところだけど、俺も感覚が麻痺ってたから、先輩と一緒に爆笑した。そんで、一緒になって隣の部屋で寝てる同期の奴を襲うわけ、そいつも飛び起きて、あひゃゃあ!!!とか言うのを見てまた爆笑。

 

そんでね、一番何が記憶に残ってるかって言うと、星空なんですわ。長野の山奥、星がめちゃくちゃ綺麗に見える。

天の川をあんな風に見たのは人生であの時だけだった。

男数人で夜中にむさ苦しく見に行く、アスファルトの上にみんなで寝っ転がって、すわースッゲー!とか言ってるところに、流れ星が流れていった。

 

「俺たち、そういや1週間オナニーしてねえべ」

「俺、隠れてトイレでしたぞ」

「マジかよ、お前、いつ?」

「あ、また流れ星が流れたぞ」

「あの流れ星、ありゃ、まるで溜まった俺のザーメンみてえだ」

 

俺たちは馬鹿であった。

 

もうきっと二度と1週間山奥で軟禁されるなんてことは人生で起こらないだろうし、起こっても欲しくない、しかしながら、俺はあの頃の事をたまに思い出す時がある。

そして、たまに1人でふふっと笑うのであった。

俺たちを舐めるな!シンゴジラ感想

f:id:yuugentmugen:20181216225023j:image

シンゴジラってちゃんと見たことなかったんだけど、自分、今回(2018/12/16)のテレビ放映で初めてちゃんと見ました。

 

まず、見ていてなによりも思ったのは

ゴジラが怖い。

 

と言うのも、この映画、官僚である長谷川博己を中心に描かれており、とかくゴジラに対する対応やら社会の反応やらがえらくリアルなのである。

まあ、官僚がどーとか俺にはよく分からんが、組織ってこんなんだよなー!!!って思わせるシーンがめちゃんこある。

自分もそこそこ大きな会社で働かせてもらってるんだけど、大きな組織というのは、とにかく体面とトップの顔色と言うのをめちゃんこ気にするのだ。

俺みたいなクソ雑魚若手ですらそう思っているのだから、もっと上の人達は更に強くそう言ったことを思っていることだろう。

そういう組織の中で大きなトラブルが起こったとなると組織が大きい故に対応が後手に回るとかあるあるだよなぁ…なんて思った。

 

ようは、主人公目線というのが組織の中で生きる俺たちとかなり近い、こんな俺らカッコよくないけど、トラブル起こったら、もう、昼飯やら残業やら度外視で働くしかない、そんな時、己を突き動かしているのは小さな利害ではなく、ただ、ただ、組織の人間としての使命感である。

だからこそ、俺たちはシンパシーを感じざるを得ず、

 

長谷川さん!!!頑張れ!!!

 

と我々は応援せざるを得ないのだ。

 

 

では、ゴジラとは?

 

この作品で描かれるゴジラは巨大生物としてよりも大災害のメタファーである。

もっと言うと、見ていて多くの人が思っただろうけど、あれって多分、「3.11」だよね?

 

あの日は今を生きる日本人なら誰もが忘れることができない出来事だろう。

俺は、その日、図書館で受験勉強していて、あ、なんか揺れたな…と思った。そして、家に帰ると母が「あんた、ちょっと、えらいことになっとるで」とテレビの前にひっぱられた。

もう、冗談みたいな光景だった。街が黒い濁流に飲み込まれていく様は「衝撃」なんて一言では済ますことができない。

 

本作で描かれるゴジラはまさにあの時を追体験しているようだった。

冗談みたいなものが俺たちの生活を飲み込んでいく姿(特に、序盤、車を押し倒しながら進むゴジラ津波であった)はまさに3.11だった。

俺はゴジラの熱心なファンではないけれど、それでも何作か見てきた。その何作かを俺は普通のパニックムービーとして楽しんでいたけれど、正直、今回は怖くて楽しんでいる余裕はあまりなかった。

 

何と言っても空爆後のゴジラの咆哮、あれは怖すぎだろ。文明の利器が全く通用しない、無常感、そして、あっさりと死ぬ登場人物に呆然とした。

 

そして、ラスト、ゴジラの口の中に凝固材をぶち込むシーンは原発だよね。

 

この映画は大規模な災害が都心を襲ったら?と言う裏テーマがありありと見える。

 

実は、公開当時、同じような印象を受けた映画がある。それは「君の名は」である。

 

君の名は、隕石落下による街の消滅と言う、これまた3.11のメタファーを物語の中盤にぶち込まれている。そして、それを少年と少女の愛が救うと言うある種の幻想、もとい妄想を描いてもらった。それで、想像の中でだけでも俺は救われた気持ちになった。

 

 

今作でゴジラと言うメタファーから世界を救うのは官僚と言う、THE組織の人間たちである。

つまり、THE組織の人間である俺たちなのである!!!

 

だから、シンゴジラはヒットしたのではないでしょうか?

 

 

 

 

はい、これまでずっと褒めてきましたが、

俺、実はこの映画、そこまでハマんなかったんすよ…

 

緊張感と臨場感を出すためか、カットがめちゃ入るし、登場人物もめちゃでてくるし、実はこの映画、先に書いたように組織を描いているわけで、ダイナミズムはなく、ほとんど会話劇です。

その会話劇も特に面白くない。

あと、なんか、登場人物全員カッコつけ過ぎてて鼻につく。

 

裏でやってた「ドラゴンボールz復活のF」の真逆のようなお話でしたね。

 

とは言うものの、ラストのヤシオリ作戦には胸が熱くなりましたよ。

 

あれこそ、俺たちvsゴジラだろ。

 

人間舐めんなよ!!!

と叫びたくなった笑

 

 

 

 

いろいろ書いたけど、結局、俺の感性と合わなかったってだけで、この映画は近年の邦画業界の中で大傑作であることは間違いないし、それに、ゴジラを3.11のメタファーと書きましたが、それ以外の見方もできると思うんですよ。

例えば、クソめんど臭い取引先とか、超大事なコンペとか、そして、我々社会人はそんなゴジラ達と長谷川さんみたいに戦わないとダメなんですよね。

 

明日、もしかすると、あなたのところにもゴジラが来るかも!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

coco壱番屋のカレーは世界で一番美味い

f:id:yuugentmugen:20181213222144j:image

あんた何食べたい?

先週、ひさびさに実家に帰るよ、と母さんにラインしたら、こんなことを聞かれた。

 

俺はカレーライス!!と即答

 

昔から母さんが作るカレーライスが大好きだった。いっつも大盛りに白米を盛って、そのあと、これでもかとルーをぶちかけてバクバク食べる。

 

久々に母さんのカレーを食べれると思うとヨダレが出てきた。

 

土曜の昼ごろに実家に帰った。焼き鮭、卵焼き、大根のお浸し、ニンジンシリシリ、とガチで豪華、ご飯を3杯もおかわりしてしまった。

 

その夜、待ちに待ったカレー!!!

昔のように大盛りによそって、バグバグと食べた。

 

美味しくない…

 

何故だ?いや、美味しくないこともないけど…

昔のような感動はない…

何故だ?思い出補正か?

 

俺はその日、なんとなく腑に落ちない気持ちで家を後にした。

 

後日、coco壱番屋に入店した。

豚しゃぶカレー500キログラムを頼む。

 

500キログラム…かなりの量だ。いや、これは、ミスったかな?と思っていたら、目の前に出てきた。

 

デカイ。かなりデカイ。

 

coco壱番屋のルーというのが、ジャバジャバで、昔はこれがたまらなく嫌いだったが今では大好きだ。

 

一口食べる。

 

美味い

 

死ぬほど美味い。なんだこれ?

二口、三口と進めていく。

 

うん、美味い

 

なんなら母が作ったカレーよりも美味い。

何故だ?

 

家を離れて数年。俺の舌は母が作るカレーよりもcoco壱番屋のカレーの方が馴染んだのか…

 

 

500キログラムをぺろりと平らげてしまった。

 

美味い、美味かったが、なんとなく不服であったのである。