有限会社MUGEN本舗

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ナルト読んでたらアムウェイ思い出した。

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昔、とある会食で知り合った女の子と食事しに行った。

 

名古屋駅の近くのお洒落なイタリアンを二人で食べた。俺は仕事終わりでスーツ着てて、彼女はオフィスカジュアルな落ち着いた服を着ていた。彼女は至って普通の女の子といった具合で少し丸めの顔がとても可愛らしかった。

 

話も弾んだ。休日は何をしているのか?と言う話題になった。俺は大体映画見たり、酒飲んだりしてると言った。彼女は大体、仲間とスポーツしたりBBQしたりしていると言っていた。

なんでも、休日の集まりが忙しくてなかなか自分の時間が持てないほどらしい。でもとても充実していると彼女は笑った。

 

そのあと、自然と仕事の話になった。

俺は今の仕事について軽く話した。彼女はとある飲食店の経理をしているとのことだった。それ以外にも副業をしているとのことで、気になって俺は何をしているのか聞いてみた。

 

アムウェイって知ってる?」

 

それを聞いた瞬間、「あ、(察し)」といった具合になった。どうやら俺はカモだったみたいだ。

 

アムウェイってなーに?

一言で言うと「ネズミ講」です

詳しく知らないし、別に知りたくもないから、気になる人はグーグルで調べてみてください。

 

と言うわけで、俺も

「それってネズミ講だよね?」

と聞きましたら、

「違うよ!!!これはね…」

と説明を受けました。

説明を受けた結果、

「うん、ネズミ講だよね?」

ってなりましたね。

 

その後も彼女はアムウェイの素晴らしさを語りはじめ、ついには勧誘が始まったわけでさあ…

 

アムウェイの商品って健康にいいんだよ!!!アメリカじゃあ既に市民権があってみんなやってるんだよ!!!」

 

アメリカがなんじゃ!!!ここは日本だぞ!!」

 

「でも、健康とかさ、気になるでしょ?アムウェイで買って健康になろうよ」

 

「こんな地獄みたいな世界で長生きななどしたいわけないだろ。俺は輪廻転生からの解脱を目指す修行僧だぞ、マーラよ去れ!!!」

 

とまでは言いませんでしたが、やんわり断りました。

 

その後も彼女は永遠とアムウェイの素晴らしさについて語っていました。

 

特に気になったのが、アムウェイコミュニティでよく集まりがあるそうで、彼女はそこが楽しくて仕方がないんだとか。

 

休日の集まりってのはアムウェイの集まりだそうで、彼女の夢は将来アムウェイの仲間達が楽しく時間を過ごされるようなバーを経営することだと目をキラキラとさせて語っていました。

 

なんだか、俺はいたたまれなくなり、伝票をひっつかんで、お会計を済まし、すぐにお店を出ました。

 

駅まで送ってもらったのだが、彼女は去り際に「また会ってくれますか?

と不安そうに聞いてきた。

俺は非常にバツが悪く、曖昧に返事してすぐに電車に飛び乗った。

 

非常に胸糞悪い経験だ。

 

・ハマっていたかも知れねえ

 

ナルトを皆さんはご存知でしょうか?

あの国民的漫画ナルトです。

孤独な少年ナルトは多くの出会いと別れを経験し、成長していきます。

一方、ナルトのライバルであるサスケも天涯孤独の少年。彼は物語の中盤で強さを求めるあまり、悪の道に突き進んでしまいます。

そして、物語の終盤、再開した二人は死闘を繰り広げるのですが、その最中、ナルトはサスケを見て、境遇さえ違えば立場が逆だったかも知れねえ…と呟くのです。

 

アムウェイ少女を見たとき、このナルトを思い出しました。

 

きっとアムウェイ少女も孤独だったのでしょう。普段の生活が不満だったのでしょう。

 

だから、彼女はやっと見つけたアムウェイと言う居場所を必死に肯定してすがっていただと思います。

 

しかも、本人もそのことに自分で気づいていたのでしょう。

俺を勧誘するときの切実さや、自分に言い聞かせるように楽しいを連呼する姿などは見ていてとても痛々しかったです。

 

本当に楽しい人は何度も楽しいなんて言わないと思うんですよ。

 

 

 

俺は彼女のことを笑えませんでした。

 

俺も大学に入ってバンドを始めるまでは地味で孤独な青年だったからです。

もし、俺がバンドに出会う前にアムウェイに出会っていたらハマっていたかも知れません。

 

別に本人が楽しければ、アムウェイに入っていようが何だろうか全然オッケーだと思うんですよ。

ただ、もしも彼女が俺の予想通り、無理をしてコミュニティに属するために頑張っていたのであれば即刻やめた方が絶対いい。

 

今、彼女が本当に楽しく毎日を送っていることを願っています。