トイストーリー4が今年(2019年)の夏に公開される。
え!?ちょっと前に3やったばっかりじゃん!
と思っていたが、なんと3は2010年公開なので、もう9年も前の映画なのだ。
と言うか、2010年はもう9年前なのだな…
悲しいかな、俺も今年26歳であり、アラサーの仲間入りである。
時間の流れとは早いものだ。
思えば、トイストーリー1は1996年公開であり、当時、俺は3歳。
物心ついた時から、トイストーリーのビデオが家にあり、狂ったように毎日トイストーリーを見ていた。
更に3年後の1999年にトイストーリー2が公開される。もちろん俺は映画館に連れてってもらって映画を見た。
おもちゃ達の大冒険に心を躍らせたものである。
その時、俺は6歳。見た後、当然のように、ウッディとバズの人形が欲しくなる。
毎日、「買って買って!!!」と親にすがったものだ。
そして、忘れもしない6歳のクリスマスの朝、
枕元にはバズとウッディがいたのだった。
俺は嬉しくて嬉しく毎日ウッディとバズで遊んだ。
しかして、そんな日々も長くは続かない。
俺も映画の中のアンディのように、大きくなるにつれておもちゃ遊びをしなくなっていき、ウッディとバズを押入れの中から出すこともなくなっていった。
そして、9歳のある日、バズの人形だけ、居なくなっていた。母に聞けば、俺が学校に行っている間に、母の友人とその息子が遊びに来ていたそうな。そしてその息子さんがいたくバズ人形を気に入り、持って行ってしまったとのことだった。
その頃、おもちゃよりも新発売されたPS2にどハマりしていた俺は、「まぁ、別にいいんでないの?にしても、ウッディだけ置いて行くなんて、その子はトイストーリー見てないのかな?」と思ったもんだ。
それから数ヶ月後、我が家は引っ越すこととなった。荷造りの途中、兄貴が「おい、ウッディは次の家に持って行くの?」と言いながら、ウッディ人形を俺に近づけてきた。
ウッディの顔をマジマジと見た時、俺は思った。
「こいつの顔、超怖えええ!!!」
言いようのない恐怖をウッディ人形から感じた
「そんなもん、近づけるな!!!」
俺はウッディ人形と兄貴から逃げた。
それ以来、兄貴は面白がって、押入れに俺を閉じ込めたりして俺を怖がらせて遊ぶようになった。
もちろん引越す際にウッディ人形は持って行くことはなかった。
それから数年が経ち、俺も立派なティーンエイジャーとなった。
あれは中学2.3年生の頃だろうか?
学校から帰って、リビングでくつろいでいると、本棚の上に何やら見慣れたフォルムの人形が鎮座している。
「ウッディ人形ダッッ!!!」
俺は恐怖に打ち震えた。
なぜ?なぜ人形がここに!?
母に聞けば、どうやら親父が前の家から持ってきたらしい、俺はすぐさま親父を問い詰めた。
「いやー、久々に前の家を掃除してたらな、目があってな!!!!
呼ばれた気がしたんや!!!」
…
……
…………
……………
こっっっわ!!!!
家族の間で、リビングの本棚ではなく、俺の部屋に飾ってやりなよ!との提案があったが、俺はそれを断固として拒否した。
その日は眠れなかった。
ウッディ人形が俺の部屋に押し入ってきたらどうしよう?なんて、ずっと考えていた。
それ以降、ウッディ人形は未だに我が家の本棚にいる。
だから、俺は未だにウッディ人形が怖いし、嫌いだ。
まぁ、トイストーリー4は見に行くけど…