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あえて言おう…ジブリって面白いか?[前編]

ジブリが好きな人には不快な表現が一部あります。

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まず、最初に、予防線を張るわけじゃないけど、俺はジブリ大好きだよ

 

は?お前、じゃあ何がいいてぇんだ?この逆張り野郎と言われそうですね。

俺はね、気に食わんのですよ、ジブリ作品だからと言うだけの理由で手放しに喜んで見ている人たちが…

 

俺は好きだからこそ、好きだからこそ言わせてもらいたい。ジブリはみんなが思ってるほど面白くねえぞ

 

今回は神をも恐れぬこの俺が、宮崎駿監督が手がけたジブリ作品全作を好き勝手言わせてもらう。

 

ジブリ好きな人は回れ右せよ!!!

 

 

 

 

 

 

 

残った人は俺の与太話にしばし付き合われい

 

 

・なぜヒットしたかわからない。血と暴力のスペクタクル映画。

風の谷のナウシカ

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風の谷のナウシカは正確に言うとジブリ作品ではないが、あえて一作目としてカウントさせてもらう。

 

まず、一作目のナウシカからしてオカシイ。

見たことない人は、この映画を人と自然の調和といったエコロジカルな映画と思っている人が多そうなんだけど、まったくそんなことはない。

 

そもそも、宮崎駿が書いた原作漫画からして、このナウシカと言う話は、トルメキア王国とドルグ王国の戦争を描いた作品なのである。

物語の舞台も高度な文明が崩壊した後、菌類によって世界が滅ぼされていくディストピアである。

王蟲は気持ち悪いし、巨神兵なんて腐ってる。

 

血生臭くて陰鬱な話なのだが、大ヒットした要因は、正に宮崎駿のスペクタクル感によるものなのである。

 

宮崎駿と言う人はどのようにストーリーを作るかと言うと、まず、コンセプトアートを描きまくる。そこで、自分が描きたい場面を絞り出す。その作業が終わってようやくストーリー作りなのだ。

ストーリーの為に場面があるのではなく、場面の為にストーリーがあるのだ。

そのため、宮崎駿の作品と言うのは、印象的な場面は数多くあるけど、印象的なストーリーはあまりない。

そのスペクタクル感にやられて、見た人は「面白かったな〜」と口を揃えて言うのだが、肝心のストーリーは1ヶ月もすれば、頭からポコンと消え失せてしまう。

ナウシカも、まったくその通りで、巨神兵がビーム撃つシーンや、ナウシカメーヴェに乗って空を駆け回るシーンはとても印象的なのだが、ストーリーを説明せよと言われると困ってしまう。

これは、宮崎駿作品全体に言えることで、今後の作品はこの部分がどんどん顕著になり、ポニョでピークを迎える。

 

あと、俺は、このナウシカと言う主人公がどうにも苦手なのである。まだうら若き少女なのにバッタバッタと人を殺すし、と思ったら、どこか博愛主義風な面もあるし、要は完全無欠過ぎて、彼女の精神的な動きが俺にはよくわからん。なぜ、今このような行動を取っているのかと言う、根拠づけがあんまりないから(これはジブリ映画全般に言える)俺はボケっと「なして、こうなっとるんやろなぁ」と思っているうちに映画は終わってしまう。

 

それでも、当時、アニメ映画としては大ヒットしたのだから凄いものである。

 

・大傑作、天空の城ラピュタ

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ラピュタは何も言うことはない。

これは最高の映画だ。

 

宮崎駿が手がけた「未来少年コナン」や「カリオストロの城」のような、正統派の漫画映画であり、この作品が一番好きと言う人も多いのではないだろうか。

 

ラピュタのように凝った設定も特になく、大げさな問題提起もない。

 

宮崎駿はよく、子供の為に映画を作る。的な事を言うのだが、その子供に向けて、と言うチューニングが一番合った作品こそこのラピュタなのだろう。

 

俺が好きなのが、パズーがムスカから金を渡され、シータの事を諦めかけてからの再起である。再起した後のパズーは超人的活躍を見せる。俺はラストあたりのパズーの超人的身体能力の高さや、そのヒーローっぷりに、毎度「んなアホな」とツッコミを入れながら見るんだけど、それでいいんだ。だって漫画だもん。

 

 

一旦ここまでを前半として句切ろう。

と言うのも、次の作品に当たるトトロから、大幅に作風が変わるからである。

紹介した2作品はまだ、エンターテイメント作品として成り立っていたが、トトロ以降の作品は正にパヤオの全力オナニー作品集なのである。

 

それでも売れてるからジブリって本当にスゲーよ。

 

それではまた次回