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殺して殺して殺しまくる「ナチュラルボーンキラーズ」

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性的虐待を受けて育った少女、暴力親父の元で育った男。

2人が出会い、そして恋に落ち、そして人殺しになった。

 

道行く人をゲームのように殺して行く2人をメディアは新たなヒーローとして報道する。

世間から英雄視される2人の行く末は?

 

原案、クエンティン・タランティーノと聞いて納得。タランティーノっぽい設定。でも、映像はタランティーノっぽくないね。

タランティーノならもっと小気味好く、スタイリッシュに人殺しシーンを描くはずだ。

 

まず、この映画外連味がすごい。

いきなりアニメが入ったり、ホームムービー風になったり、脈絡なく俳優の顔がぐにゃんと曲がったり、もうめちゃくちゃ斬新。

でも、最初は、「お、なんか、新しくていいね!」と思ったけれど、1時間もしたら、「もう、結構」かなり疲れる。

なんなら、ストーリーも単純でただ、ただ、主演の2人が人を殺して行くだけで、同じバイオレンスなシーンが多数あるタランティーノ作品のオシャレでセンスのある残虐シーンとは違い、ただ、ただ、殺して行くだけなので、もう、飽きてくる。

何か大きなテーマや現代社会に鋭いメスを!と言うわけでもないのです。

ただ、ただ、暴力を見せられる。しかも、面白くないときた。

 

 

なんじゃこのB級映画は?と思っていたが、

ロバートダウニーjrやトミー・リー・ジョーンズなどの名優が出てくるし、ヴェネツィア国際映画祭で賞取ってたりするんだね。

 

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2人は流石にキャラ立ってますね。

ダウニーjrは倫理観無視の数字至上主義のメディアマン。

トミー・リー・ジョーンズは刑務所の残酷な看守長。

 

後半の刑務所での暴動シーンとかは迫力あっていいですね。

でも、やっぱり思うのはふつうにタランティーノが監督した方が絶対良かったと思います。

 

この監督、確か、「プラトーン」とか撮ってる監督で決して有名じゃない人なんですけど、こう言う残虐映画って視聴に耐えうる、エンターテイメントととしての残酷さを保てるかって一種の才能な気がするんですよ。

 

その点、タランティーノの天才的バランスセンスをこの映画で見たかったですね。

 

 

点数をつけるなんておこがましいけれど、だいたい、75点くらいの出来です。

 

 

まぁまぁ